天の六白

「天の六白」の特徴

外見は風格がありつつも、中身は柔和かつ頭脳明晰。自然と気位が高くなる傾向があるため、傲慢に見られ、誤解されやすい面もあります。慎重になりすぎて、チャンスを逸することも。一つの物事に対して、強い集中力を発揮することができます。「天の六白」の名の通り、天から地上を見渡す如く、客観的な視点もあるため組織内でも重宝されます。完璧主義者の面もあるので、うまく抑えることが必要です。物事の本質を的確に見抜いていく合理的な頭脳で、学問、宗教、科学、組織、哲学、その全てを幅広く理解する力があります。さらに、その要点を上手にまとめる能力に恵まれているのも「天の六白」です。
運命としては、中年頃までは苦労があります。将来は与えられた才能で、国家から家庭まで、その全ての危機を解決していくことが天命です。国を救ってきた数々の偉人たちのように、社会のもつれを解決することを目指しましょう。大器晩成の運命ですので、焦らずに。自分の強い面と弱い面を、相手によって変化させられることができ、自然に人の上に立つ風格があります。他人に指示されるのが嫌いな気質です。だからといって、人に価値観を押し付けるような大きな態度はやめましょう。人からすぐに見放されます。「徳」を持つ生まれですから、焦ることなく言葉に丸みをつけての行動が大切です。

「天の六白」の要注意ポイント

心労や心中の苦労で気が休まらない性格です。気持ちを大きく構えることが大切です。お世辞や愛嬌にも乏しい面がありますので注意が必要です。独立的で気位が高いため、人を蔑視する態度で、周りから反感を買いやすいことを忘れてはなりません。自信が過剰な人は、他人の能力を侮りがちです。冷静沈着で打算的な面を持ちますので、行動面は先に進み、後ろを振り返りません。計画と精神面がかみ合わずに、失敗することも多くあります。猪突猛進して自我を張ることが原因ですので要注意です。また、何事にも「過剰」になってしまいがちです。過剰な言動が、家庭や経営に波乱を起こし、思わぬトラブルを招いてしまいます。あまりに自分の世界に没頭し、過剰なエネルギーを注ぎすぎてしまうと、他の九性との間での温度差が生まれてしまい、組織が崩壊したり、家系が断絶したりしてしまうことも。さらに、体も壊します。要注意です。

「天の六白」との接し方

「天の六白」は、とにかくプライドが人一倍高いので、そこを逆なでしないように接することが大切です。たとえば、あなたが会社の社長や上司である立場で、部下が六白だったならば、その部下が何か不祥事を起こしても、決して人前で怒ってはいけません。プライドが高いがゆえに、そこを傷つけられると、我慢がならないのです。これは、何件も例があります。ついカッとなって人前で六白部下を怒ってしまったとたんに、今までは何の不満もなく仕事に精を出していた部下が、いきなり数日後に辞表を書いてきたのです。怒った側は「たった、ちょっと怒っただけで・・・?」と思うかもしれませんが、六白にとっては「耐え難いこと」なのです。統計からも、実際にこういうことで辞める人の多くは「天の六白」です。けれども、それは裏返すと、自尊心があり、何でも一人でやる前向きな強いパワーがあるともいえるので、六白の子育てや、会社の人材教育では、「苦労」と「試練」を与えて、手助けする、人を補佐する、という人との「調和感覚」を育成していきましょう。家族間でも、夫婦間でも、同僚でも、プライドを刺激することだけは絶対にやめ、その気質を理解して、良い方向に導いてあげましょう。

「天の六白」の著名人・有名人

ナポレオン・ボナパルト(1769年8月15日)
勝海舟(1823年3月12日)
伊藤博文(1841年10月16日)
王貞治(1940年5月20日)
稲森和夫(1932年1月30日)
マイケル・ジャクソン(1958年8月29日)
ジョン・レノン(1940年10月9日)
マドンナ(1958年8月16日)
山口百恵(1959年1月17日)
天海祐希(1967年8月8日)
香取慎吾(1977年1月31日)
蒼井優(1985年8月17日)
松山ケンイチ(1985年3月5日)
宮里藍(1985年6月19日)
上戸彩(1985年9月14日)
ジャスティン・ビーバー(1994年3月1日)
瀬戸内寂聴(1922年5月15日)